2009年 03月 16日
情宣の日、もしくは通奏低音と執拗低音とドローン |
3/28のフライヤー、ポスターを持って西伊豆方面へ情宣。
まず下田で記者クラブのピジョンBOXに放り込む。
伊豆新聞のS記者さんの所はちょっと時間が合わないので後回し。
婆娑羅峠を越えて松崎へ。
仁科satouyaさん、同じく仁科RISECAFE,
松崎音屋、そして侘助、ウインナーコーヒーとみかんジュース。個展をやっていたガラス工房光箱のお二人と話す。いつもの三浦(海岸ではない)を回って帰る。
ドローン(drone)、執拗低音バッソ・オスティナート(basso ostinato)、通奏低音バッソ・コンティヌオ(Basso continuo)、の違いを明確に説明するのはなかなか難しい。通奏低音と言えばまずグレゴリアン・チャントだし、バッソ・オスティナートと言えば丸山真男か・・・。ドローンといえば北印度のタンブーラかラ・モンテ・ヤングだろう。低音楽器のイデオマティック・インプロヴィゼーションの手法、およびその音価と曲の長さでそれぞせ区別されるようだ。また歴史的背景も勿論含まれる。バッソ・オスティナートはバロックを中心とした西洋音楽でよく使われ低音部の即興に和音がはいる、バッソ・コンティヌオはグレゴリアン・チャント系で当然和音感覚はない、ドローンは民族音楽などの非西洋音楽でよく使われ比較的音価と曲が長い。ペパーランドの能勢さんは岡山シティエフエムレディオモモの長寿番組MUSICK SPECTACLEで最近はずっとエレクトロ以降の最近のドローン音楽をずっと特集しているという。私はその話を聞く迄最近一緒に演奏していながら、ディジュリドゥーがドローンだという認識がほとんど無かった事に気がついた。今の私にドローンは自然に日常に入っている。あえてドローンや通奏低音のン中にいるという感覚は持っていない。ディジュリドゥーはその日常感覚を若干強調している、そんな風に感じているんだと思う。「DOG STAR RISING」は30年かけてドローンをやってきた様なものとも言えるのだから。
やはりハウス、ガラージュ、クラブジャズ以降のテクノミュージックの流れとBECK(ジェフじゃないよ!)やレディオヘッドと90年代以降のガレージロック系、そしてネオ・デット・ヘッズ、から産まれたアコースティック・ジャムバンド系の音はジャズのテンションコードとポリリズムの嵐の中からではなく、グレゴリアン・チャントの通奏低音とモード(旋法)からコード進行に移ってゆく歴史的時間をBANDの中でなぞってゆく方法を選んでいる。それは現代の民族音楽。都会の部族音楽(アーバン・トライバル・ミュージック)なのだ。そして、やはり現代のサーフミュージックは8ビートのブライアン・ウィルソンではなく16beatのジャック・ジョンソンなのだろう。しかしリズムパターンとしてはボ・ディドリーBo Diddleyのビートを基本としている事は変わらない。ただテンポが早くなっているのでリズムパターンが同じでもグルーブが違うのだ。しかし、それよりもいかに自分の身体の内に「音楽的」ドローン(テンポ感、突っ込み引っぱり溜め、コード感覚、モード感覚、トーン感覚、etc.)を確立するか。それに照らし合わせて即興は組み立てられている。ドローンや通奏低音はそうゆう風に現代には使われている。そしてエレクトリックベースがメインな低音楽器の現代では、バッソ・オスティナートは和音が出せる低音楽器が必要となるためあまり表にでてこない。バッソ・オスティナートがコンテンポラリーな意味合いを持って来るのはこれからの時代だろう。低音域でのコード感覚!これが注目されだしたら、平均率や純正率、そしてJINMO氏が取り組んだ等差音列による完全調和(共鳴=ポジティブフィードバック)音階の問題がもっと現実味を持って沢山の人々の話題となるだろう。
まず下田で記者クラブのピジョンBOXに放り込む。
伊豆新聞のS記者さんの所はちょっと時間が合わないので後回し。
婆娑羅峠を越えて松崎へ。
仁科satouyaさん、同じく仁科RISECAFE,
松崎音屋、そして侘助、ウインナーコーヒーとみかんジュース。個展をやっていたガラス工房光箱のお二人と話す。いつもの三浦(海岸ではない)を回って帰る。
ドローン(drone)、執拗低音バッソ・オスティナート(basso ostinato)、通奏低音バッソ・コンティヌオ(Basso continuo)、の違いを明確に説明するのはなかなか難しい。通奏低音と言えばまずグレゴリアン・チャントだし、バッソ・オスティナートと言えば丸山真男か・・・。ドローンといえば北印度のタンブーラかラ・モンテ・ヤングだろう。低音楽器のイデオマティック・インプロヴィゼーションの手法、およびその音価と曲の長さでそれぞせ区別されるようだ。また歴史的背景も勿論含まれる。バッソ・オスティナートはバロックを中心とした西洋音楽でよく使われ低音部の即興に和音がはいる、バッソ・コンティヌオはグレゴリアン・チャント系で当然和音感覚はない、ドローンは民族音楽などの非西洋音楽でよく使われ比較的音価と曲が長い。ペパーランドの能勢さんは岡山シティエフエムレディオモモの長寿番組MUSICK SPECTACLEで最近はずっとエレクトロ以降の最近のドローン音楽をずっと特集しているという。私はその話を聞く迄最近一緒に演奏していながら、ディジュリドゥーがドローンだという認識がほとんど無かった事に気がついた。今の私にドローンは自然に日常に入っている。あえてドローンや通奏低音のン中にいるという感覚は持っていない。ディジュリドゥーはその日常感覚を若干強調している、そんな風に感じているんだと思う。「DOG STAR RISING」は30年かけてドローンをやってきた様なものとも言えるのだから。
やはりハウス、ガラージュ、クラブジャズ以降のテクノミュージックの流れとBECK(ジェフじゃないよ!)やレディオヘッドと90年代以降のガレージロック系、そしてネオ・デット・ヘッズ、から産まれたアコースティック・ジャムバンド系の音はジャズのテンションコードとポリリズムの嵐の中からではなく、グレゴリアン・チャントの通奏低音とモード(旋法)からコード進行に移ってゆく歴史的時間をBANDの中でなぞってゆく方法を選んでいる。それは現代の民族音楽。都会の部族音楽(アーバン・トライバル・ミュージック)なのだ。そして、やはり現代のサーフミュージックは8ビートのブライアン・ウィルソンではなく16beatのジャック・ジョンソンなのだろう。しかしリズムパターンとしてはボ・ディドリーBo Diddleyのビートを基本としている事は変わらない。ただテンポが早くなっているのでリズムパターンが同じでもグルーブが違うのだ。しかし、それよりもいかに自分の身体の内に「音楽的」ドローン(テンポ感、突っ込み引っぱり溜め、コード感覚、モード感覚、トーン感覚、etc.)を確立するか。それに照らし合わせて即興は組み立てられている。ドローンや通奏低音はそうゆう風に現代には使われている。そしてエレクトリックベースがメインな低音楽器の現代では、バッソ・オスティナートは和音が出せる低音楽器が必要となるためあまり表にでてこない。バッソ・オスティナートがコンテンポラリーな意味合いを持って来るのはこれからの時代だろう。低音域でのコード感覚!これが注目されだしたら、平均率や純正率、そしてJINMO氏が取り組んだ等差音列による完全調和(共鳴=ポジティブフィードバック)音階の問題がもっと現実味を持って沢山の人々の話題となるだろう。
by interloid
| 2009-03-16 22:50
| diary