2009年 01月 26日
伊豆石廊崎風力発電問題その後 |
2/25
法事、四十九日、最近は和尚さんの都合優先で日程が決められるらしい。昼食は近所の食事処、班(組合)の人達と話す機会はこのような時しかない。誰々が町長選挙に立つとか、そんな話に混じって、湯の花観光交流館の話題、町役場の担当者もっとしっかりしろ!という結論で落ち着く。
昼から湯の花観光交流館「展示所」展示用什器の制作に顔を出す、久しぶりに杉浦さんの顔、皆DIYには慣れている。最近の私のマイブーム「いかに安いコーヒー豆で美味しいコーヒーをいれるか?」で入れたコーヒーが今の所評判が良い、豆はKEY COFFEEのアイスコーヒー用の安売り商品、しかも半年ほど賞味期限切れ。ポイントはサーっと落とす!これにつきる。
2009/1/18朝日新聞の全国版一面の記事を皆でみる。
超低周波被害は潮汐と同じ様に共振で起きる、共振は地形、地質、気象などが複雑に絡み合って起きる為、現在の技術とデータでは何処に起きるか特定は難しい。単純な距離で判断できるものではない。「風車病」は新種の公害なのだ。
また景観障害をビジュアルにイメージする事の難しさ。視覚的イメージの類推という作業は、コマーショル業界に身を置いたことのある者ならまだしも、一般の住民の方には難しい。
この国は水俣病、イタイイタイ病、光化学スモッグ、四日市喘息、森永ヒ素ミルク、田子の浦のヘドロ、など・・・・という歴史を忘れるのがどうも早いらしい。中国をやり玉に上げる裏に、国内に隠している物(事)がある。
企業は行政と協力して国ー県ー町ー区ー班という縦組織を使い、風力発電の立地を進める。町長、区長、レベルで了承できれば、地域住民の理解はとれたという姿勢で秘密裏に調査、下準備を進める。しかし現在、南伊豆の民生委員の方々は班に入らない住民が増えて来た為、従来の様に区と班の情報だけでは住民を把握できず、自分の足で地域を回って住民情報を把握しなければならなくなっている。ここの青市区260世帯ほどのうち40〜50世帯が班に入っていないのだから・・・。また表向きは班に入っていながらもそのシステムは否定している層を含めると、それは立前でしかなくなる。つまりその縦組織とは法律の枠を立前上合法的に逃れる為に機能し、企業と行政が他の特定の所得層から摂取するために、利用しているシステムと思われてもしかたがないだろう。
前に書いたコメリという企業も同じ体質なのは明白だ。
夕方「開」へ行く。塚本誠二郎宅は南伊豆町一条で唯一朝日新聞を取っているらしく、知っていた。天声人語が大学入試に出た時代は遥か昔。思いのほか朝日新聞の購読者は少ない。2/4立春石廊崎風力発電問題シンポジウムの次に”風力発電問反対コンサート”をやろうと言って来た。場所は菜の花結婚式の会場の菜の花畑、日程は2月中旬、湯の花観光交流館多目的室も候補地。
また石廊崎風力発電所予定地17箇所から気象用ゾンデを風車の高さ120mまで上げその大きさ、高さのシュミレーションをするイベントを計画している。沢山のメディアにより、色々な角度からの撮影ができれば、予想写真よりビジュアルイメージが広い層にはっきりと伝わるだろう。
前に「景観の構造」と「風景の経験」で書いた樋口忠彦著「景観の構造」の結びの文章P160~162から。
ーーーー
「見える見えない」という最も基本的な視覚的問題から出発したわらわれは、人間の存在にかかわる「故郷喪失」という存在論的問題に直面することとなった。個別的な問題を追求することにより、普遍的な問題が見えて来たと言うことなのかもしれない。ーーー中略ーーー <地>としての地形の景観的性質と空間構造およびその意味とを把握しておくことは、基本的に重要であると言える。「霊気の失せた土地の上で人々は語り合えるのか?」(建築文化、p168〜169、1971、10月号)と山岡義典が問うように、われわれは地形に対する鋭敏な感覚を真剣になってとりもどしていかなければならないだろう。
ーーーー
昨日1/25伊豆新聞の読者の投稿記事に、風力発電で変わり果てる故郷の景観を嘆き訴えた投書が載った。お嫁に行って里帰りしてみると、東伊豆町熱川の尾根づたいに乱立する風車、もうすぐ南伊豆もそうなるのかと・・・。
故郷とはその土地に霊気があってはじめて機能する。
その霊気を奪い盗るのが現在の風力発電事業という景観障害であり新種の公害なのだ。
しかも伊豆半島では、羽田、成田に発着する殆どの旅客機が通るその上空の制空権をにらみ、風車用地の軍事施設への流用を考えて進められている。それは地理的距離的に将来の伊豆縦貫道で繋がる、自衛隊北および東富士演習場や神奈川県内の米軍基地との連携を当然含めている。
借地でもよいから国(軍隊)は一応つばを付けておきたいのだ。しかも南伊豆では1974年の伊豆半島沖地震の時、自衛隊が災害復旧に活躍しているため、自衛隊に御世話になっているという意識がある。それで自衛隊の、軍隊という本来の機能が薄く認識されているきらいが在る。私も知らないうちに「自衛隊協力費」として毎年払っていたほどなのだから・・・。
伊豆急がゴルフ場地として予定していたものを南伊豆町に寄付したという10町歩, (ちょうぶ, 約 1000(992)アール 99170㎡ 3万坪). の土地も将来的に軍事施設としての流用を睨んだその目的の一部と視られている。
法事、四十九日、最近は和尚さんの都合優先で日程が決められるらしい。昼食は近所の食事処、班(組合)の人達と話す機会はこのような時しかない。誰々が町長選挙に立つとか、そんな話に混じって、湯の花観光交流館の話題、町役場の担当者もっとしっかりしろ!という結論で落ち着く。
昼から湯の花観光交流館「展示所」展示用什器の制作に顔を出す、久しぶりに杉浦さんの顔、皆DIYには慣れている。最近の私のマイブーム「いかに安いコーヒー豆で美味しいコーヒーをいれるか?」で入れたコーヒーが今の所評判が良い、豆はKEY COFFEEのアイスコーヒー用の安売り商品、しかも半年ほど賞味期限切れ。ポイントはサーっと落とす!これにつきる。
2009/1/18朝日新聞の全国版一面の記事を皆でみる。
超低周波被害は潮汐と同じ様に共振で起きる、共振は地形、地質、気象などが複雑に絡み合って起きる為、現在の技術とデータでは何処に起きるか特定は難しい。単純な距離で判断できるものではない。「風車病」は新種の公害なのだ。
また景観障害をビジュアルにイメージする事の難しさ。視覚的イメージの類推という作業は、コマーショル業界に身を置いたことのある者ならまだしも、一般の住民の方には難しい。
この国は水俣病、イタイイタイ病、光化学スモッグ、四日市喘息、森永ヒ素ミルク、田子の浦のヘドロ、など・・・・という歴史を忘れるのがどうも早いらしい。中国をやり玉に上げる裏に、国内に隠している物(事)がある。
企業は行政と協力して国ー県ー町ー区ー班という縦組織を使い、風力発電の立地を進める。町長、区長、レベルで了承できれば、地域住民の理解はとれたという姿勢で秘密裏に調査、下準備を進める。しかし現在、南伊豆の民生委員の方々は班に入らない住民が増えて来た為、従来の様に区と班の情報だけでは住民を把握できず、自分の足で地域を回って住民情報を把握しなければならなくなっている。ここの青市区260世帯ほどのうち40〜50世帯が班に入っていないのだから・・・。また表向きは班に入っていながらもそのシステムは否定している層を含めると、それは立前でしかなくなる。つまりその縦組織とは法律の枠を立前上合法的に逃れる為に機能し、企業と行政が他の特定の所得層から摂取するために、利用しているシステムと思われてもしかたがないだろう。
前に書いたコメリという企業も同じ体質なのは明白だ。
夕方「開」へ行く。塚本誠二郎宅は南伊豆町一条で唯一朝日新聞を取っているらしく、知っていた。天声人語が大学入試に出た時代は遥か昔。思いのほか朝日新聞の購読者は少ない。2/4立春石廊崎風力発電問題シンポジウムの次に”風力発電問反対コンサート”をやろうと言って来た。場所は菜の花結婚式の会場の菜の花畑、日程は2月中旬、湯の花観光交流館多目的室も候補地。
また石廊崎風力発電所予定地17箇所から気象用ゾンデを風車の高さ120mまで上げその大きさ、高さのシュミレーションをするイベントを計画している。沢山のメディアにより、色々な角度からの撮影ができれば、予想写真よりビジュアルイメージが広い層にはっきりと伝わるだろう。
前に「景観の構造」と「風景の経験」で書いた樋口忠彦著「景観の構造」の結びの文章P160~162から。
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「見える見えない」という最も基本的な視覚的問題から出発したわらわれは、人間の存在にかかわる「故郷喪失」という存在論的問題に直面することとなった。個別的な問題を追求することにより、普遍的な問題が見えて来たと言うことなのかもしれない。ーーー中略ーーー <地>としての地形の景観的性質と空間構造およびその意味とを把握しておくことは、基本的に重要であると言える。「霊気の失せた土地の上で人々は語り合えるのか?」(建築文化、p168〜169、1971、10月号)と山岡義典が問うように、われわれは地形に対する鋭敏な感覚を真剣になってとりもどしていかなければならないだろう。
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昨日1/25伊豆新聞の読者の投稿記事に、風力発電で変わり果てる故郷の景観を嘆き訴えた投書が載った。お嫁に行って里帰りしてみると、東伊豆町熱川の尾根づたいに乱立する風車、もうすぐ南伊豆もそうなるのかと・・・。
故郷とはその土地に霊気があってはじめて機能する。
その霊気を奪い盗るのが現在の風力発電事業という景観障害であり新種の公害なのだ。
しかも伊豆半島では、羽田、成田に発着する殆どの旅客機が通るその上空の制空権をにらみ、風車用地の軍事施設への流用を考えて進められている。それは地理的距離的に将来の伊豆縦貫道で繋がる、自衛隊北および東富士演習場や神奈川県内の米軍基地との連携を当然含めている。
借地でもよいから国(軍隊)は一応つばを付けておきたいのだ。しかも南伊豆では1974年の伊豆半島沖地震の時、自衛隊が災害復旧に活躍しているため、自衛隊に御世話になっているという意識がある。それで自衛隊の、軍隊という本来の機能が薄く認識されているきらいが在る。私も知らないうちに「自衛隊協力費」として毎年払っていたほどなのだから・・・。
伊豆急がゴルフ場地として予定していたものを南伊豆町に寄付したという10町歩, (ちょうぶ, 約 1000(992)アール 99170㎡ 3万坪). の土地も将来的に軍事施設としての流用を睨んだその目的の一部と視られている。
by interloid
| 2009-01-26 12:42
| diary