2009年 06月 02日
葬儀と家父長制、もしくは血縁と情報の系譜 |
5/25
「長い夜」(シカゴ25 or 6 to 4 )の30分ほど後、朝4時過ぎ、病院より電話。
お袋の14年におよぶの看護生活の終わりだった。
早く家に帰らせたいと迎えの車を急かす気持ちは充分解る。
夜明け前の病院を出る遺体を乗せた葬儀社の車を見送る主治医と看護士。
「医師って大変な仕事だね・・・」とつぶやく。
5/27
お通夜、
葬儀場に残ったのは私と弟の家族のみ。通夜振舞いが終わると皆そそくさと当然の様に皆引き揚げる。線香番には細い蚊取り線香の様な一晩は保つだろう「お通夜用線香?」が既にセットされている。
5/28
10:30 出棺
11:00 火葬
13:00 葬儀、告別式。
納骨
初七日法要
忌中ばらい(精進落とし)
日が暮れて総て終了、Yottanとボク達はイベント慣れしているなと改めて実感。
葬儀もレイヴもイベント性については同じ。
同じ大字(おおあざ)の中の隣り合った集落でも葬儀の習慣に相当の違いがある。
お袋の実家がそうゆう位置関係であり、当然お袋方の親戚衆と施主側の親戚衆でくい違いがおこる。故人を偲ぶ気持ちと、親戚付き合いの立前と覇権争いが知らず知らずのうちにすり替わってくる。それは明治初年の市町村制における、村という地産地消範囲での蒲谷口という私の家の屋号の血縁とそれに対抗する?数百メートル離れた同じ大字内にある私のお袋(故人の妻)の実家との対立という図式を浮き彫りにする。
それは自分が喪主になって初めてはっきり判った事ではあるのだが・・・。
5/31
初七日
お袋はちょうど小麦粉を切らしていて、近所のスーパーが開く迄(弔問客が来始めるまでに)団子が作れなかったことを悔やんでいる。
もちろんセレブとはほど遠い今の私でも、大企業や大富豪の忌中の知らせで経済が動くのは、死を看取った親近者の感情の動きの拡大最生産の結果なのだな・・・と遅ればせながら実感している。
ゴルゴ13への仕事依頼の連絡方法の一つに、ラジオの番組に賛美歌の13番をリクエストするという話があった。
それと同じ様に、世界のどこかで誰かが亡くなったという情報が、地球上を行き交う総ての情報の元情報ではないのだろうか?・・・。特定の誰かが亡くなったという情報が、ある特定層に伝わる形に暗号化され情報となって行き来しているのではないのだろうか。「ローカリティ(場所)と死体」と通常同時に語られることの無いイメージを、あえて「と」で繋げて並列させて語る意味とはそのように視る事もできるだろう。
七七日法要は6/21 10:00〜 に決定。(@青市龍雲寺)
「六根清浄」という言葉を最初に聞いたのは、現在は山口県で浄土宗の住職を勤める私の同期のYから、今から30数年前だった。
生で唱えられる「般若心経」はやはり違うとおもったのは数ヶ月前の親戚の法事。
これからが法華経との出会いの始まりかもしれない・・・
「長い夜」(シカゴ25 or 6 to 4 )の30分ほど後、朝4時過ぎ、病院より電話。
お袋の14年におよぶの看護生活の終わりだった。
早く家に帰らせたいと迎えの車を急かす気持ちは充分解る。
夜明け前の病院を出る遺体を乗せた葬儀社の車を見送る主治医と看護士。
「医師って大変な仕事だね・・・」とつぶやく。
5/27
お通夜、
葬儀場に残ったのは私と弟の家族のみ。通夜振舞いが終わると皆そそくさと当然の様に皆引き揚げる。線香番には細い蚊取り線香の様な一晩は保つだろう「お通夜用線香?」が既にセットされている。
5/28
10:30 出棺
11:00 火葬
13:00 葬儀、告別式。
納骨
初七日法要
忌中ばらい(精進落とし)
日が暮れて総て終了、Yottanとボク達はイベント慣れしているなと改めて実感。
葬儀もレイヴもイベント性については同じ。
同じ大字(おおあざ)の中の隣り合った集落でも葬儀の習慣に相当の違いがある。
お袋の実家がそうゆう位置関係であり、当然お袋方の親戚衆と施主側の親戚衆でくい違いがおこる。故人を偲ぶ気持ちと、親戚付き合いの立前と覇権争いが知らず知らずのうちにすり替わってくる。それは明治初年の市町村制における、村という地産地消範囲での蒲谷口という私の家の屋号の血縁とそれに対抗する?数百メートル離れた同じ大字内にある私のお袋(故人の妻)の実家との対立という図式を浮き彫りにする。
それは自分が喪主になって初めてはっきり判った事ではあるのだが・・・。
5/31
初七日
お袋はちょうど小麦粉を切らしていて、近所のスーパーが開く迄(弔問客が来始めるまでに)団子が作れなかったことを悔やんでいる。
もちろんセレブとはほど遠い今の私でも、大企業や大富豪の忌中の知らせで経済が動くのは、死を看取った親近者の感情の動きの拡大最生産の結果なのだな・・・と遅ればせながら実感している。
ゴルゴ13への仕事依頼の連絡方法の一つに、ラジオの番組に賛美歌の13番をリクエストするという話があった。
それと同じ様に、世界のどこかで誰かが亡くなったという情報が、地球上を行き交う総ての情報の元情報ではないのだろうか?・・・。特定の誰かが亡くなったという情報が、ある特定層に伝わる形に暗号化され情報となって行き来しているのではないのだろうか。「ローカリティ(場所)と死体」と通常同時に語られることの無いイメージを、あえて「と」で繋げて並列させて語る意味とはそのように視る事もできるだろう。
七七日法要は6/21 10:00〜 に決定。(@青市龍雲寺)
「六根清浄」という言葉を最初に聞いたのは、現在は山口県で浄土宗の住職を勤める私の同期のYから、今から30数年前だった。
生で唱えられる「般若心経」はやはり違うとおもったのは数ヶ月前の親戚の法事。
これからが法華経との出会いの始まりかもしれない・・・
by interloid
| 2009-06-02 07:09
| diary