2007年 08月 01日
ディレイと音色と位相-1 |
同じ音(ほぼ同じような波形の音色)
が2度続けてほぼ同じ音量で鳴った時、
そのタイムラグをしだいに狭めていったら
どのぐらいで「同時に鳴った」ように聞こえるか?
通常20ms(1/50sec.)前後と言われる。
ハード・ディスク・レコーディングが日常と化した現代では、
液晶上で簡単に波形が見れるので、比較的簡単にそれを確認できる。
勿論、音色による違いはある。
擦弦楽器系と打楽器系、波形や倍音構成によっても違いが出てくる。
言い方を変えれば、バンドやセッションで
20ms以上ずれるとノリが悪いとか
グルーヴが合っていないとか・・・となる。
30年ほど前YMOの時代では数msをコントロールして
あのグルーヴを出していたという。
70年代ロックのスネアの重たさも
実際その辺のタイム感覚のコントロールで成り立っていた。
では20msより短いタイムラグで「同時に」音が鳴った時と
全くタイムラグ無しで同時に音が鳴った場合の違いとは何か?
音量以上に音色が変わったと感ずるはずだ。
代表的はのはコーラス効果、ダブルトラックなどと言われるやつだ。
合唱などもこれにはいるだろう。
(心理学的実験により、)ウエーバ・フェヒナ(Weber-Fechner)の法則から、
人間の感覚は対数的に変化する。
従って、音量変化のごく始めには、それは音色変化と感じられる。
と言い換えることができるだろう。
この事からの類推として、101匹目の猿、量から質への変化、
カナリーゼーション(運河化)、カオス、などのイメージも発生するのだと思う。
いかに人間の感覚を数値化するか、
そのシュミレーションの歴史が産業を発展させてきたが、
そこで得たものを、単に管理や制御のみの感覚に向かわせず、
感覚の構造を自然現象に還して(フィードバック・コントロール)、
そうしながら、全体を鳥瞰する浮遊感覚。
それを体現しているのが
「音楽という振動形態」なのではないのかと思っている。
が2度続けてほぼ同じ音量で鳴った時、
そのタイムラグをしだいに狭めていったら
どのぐらいで「同時に鳴った」ように聞こえるか?
通常20ms(1/50sec.)前後と言われる。
ハード・ディスク・レコーディングが日常と化した現代では、
液晶上で簡単に波形が見れるので、比較的簡単にそれを確認できる。
勿論、音色による違いはある。
擦弦楽器系と打楽器系、波形や倍音構成によっても違いが出てくる。
言い方を変えれば、バンドやセッションで
20ms以上ずれるとノリが悪いとか
グルーヴが合っていないとか・・・となる。
30年ほど前YMOの時代では数msをコントロールして
あのグルーヴを出していたという。
70年代ロックのスネアの重たさも
実際その辺のタイム感覚のコントロールで成り立っていた。
では20msより短いタイムラグで「同時に」音が鳴った時と
全くタイムラグ無しで同時に音が鳴った場合の違いとは何か?
音量以上に音色が変わったと感ずるはずだ。
代表的はのはコーラス効果、ダブルトラックなどと言われるやつだ。
合唱などもこれにはいるだろう。
(心理学的実験により、)ウエーバ・フェヒナ(Weber-Fechner)の法則から、
人間の感覚は対数的に変化する。
従って、音量変化のごく始めには、それは音色変化と感じられる。
と言い換えることができるだろう。
この事からの類推として、101匹目の猿、量から質への変化、
カナリーゼーション(運河化)、カオス、などのイメージも発生するのだと思う。
いかに人間の感覚を数値化するか、
そのシュミレーションの歴史が産業を発展させてきたが、
そこで得たものを、単に管理や制御のみの感覚に向かわせず、
感覚の構造を自然現象に還して(フィードバック・コントロール)、
そうしながら、全体を鳥瞰する浮遊感覚。
それを体現しているのが
「音楽という振動形態」なのではないのかと思っている。
by interloid
| 2007-08-01 10:56
| 音楽